イキシア
イキシア(学名読み)
ヤリズイセン(槍水仙)
分類 : アヤメ科イキシア(ヤリズイセン)属 多年草
学名 : Ixia hybrid
原産地 : 南アフリカケープ地方
特徴 : 栽培される多くは種間交雑のハイブリッド品種だそうですが
原種には、マクラタ、パニクラータ、ビリディフロラなどがあるそうです。
細い剣状の葉を数枚出した後
針金のような硬く細い花茎を伸ばし
穂状になって下から順にカップ状又は漏斗状の花を咲かせます。
花径は2~3cmで、花色は白、赤、黄、桃など変化に富むそうです。
しかし、好天のときだけ開花するようです。
また、連作を嫌うので、毎年植え替えが必要ということです。
名前の由来 : ギリシア語の「鳥もち」に由来し
葉や茎を傷つけるとねばねばした液汁が出ることから。
和名のヤリズイセンとは、槍のように細い葉と花の姿がスイセンに似ていることから。
しかし、スイセンの仲間ではありません。
Posted on 2022/05/05 Thu. 10:00 [edit]
フクラスズメ(脹雀蛾)
分類 : チョウ(鱗翅)目ヤガ科
分布 : 日本全土
森林周辺、公園などで見られる。
成虫の前翅長 : 3~4cm 開張 : 約8cm
幼虫の終齢長 : 約7cm
特徴 : 幼虫はまばらな毛が体全体に生え
頭と脚が黒く、腹部は赤色、胴は黒と白色で、体側に赤い斑紋があります。
指などで触ると体を揺らしたり、体を反らせたりします。
食草はイラクサ科のイラクサ、ヤブマオ、カラムシなど。
成虫の体は太くて扁平で、毛深く、背中に細かい白黒の横縞模様が入り
前翅は褐色で、後翅には美しい青色紋が見られるということです。
名前の由来 : 成虫が羽毛を逆立て、太ったように見えるスズメの姿に似ているから。
メモ=スズメガの仲間ではなくヤガ科に入っています。
Posted on 2022/05/04 Wed. 10:00 [edit]
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ハウォルチア・ファスキアタ(学名読み)
ハオルチオプシス・ファスキアタ(学名読み)
分類 : ツルボラン(ユリ、ススキノキ)科ハウォルチア属 常緑多肉性多年草
学名 : Haworthia fasciata(Haworthiopsis fasciata)
原産地 : 南アフリカ・ケープ地方
特徴 : 草丈10~15cm。
葉は扁平な三角錐形をした長さ3~6cm。
葉の裏側に当たる方に白い横縞が盛り上がるように入ります。
多肉性植物ですが、観葉植物として扱われることもあります。
春から夏にかけて細い花茎を30~70cmに長く伸ばし
白地の花弁に淡褐色の条が入った径1~1.5cmの花が2~3輪ずつ咲き進みます。
名前の由来 : 和名については分かりませんでした。
学名のハウォルチアとは、イギリスの植物学者ハワースさんに因み
ファスキアタは、「縞模様の」という意。
メモ=ハウォルチアの仲間は約300種あるそうで
その中に硬葉系と軟葉系とあり、ジュウニノマキは硬葉系の品種だそうです。
・縞模様が黄色に入るのは「十二の光」というそうです。
※データなどは2014年6月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/03 Tue. 10:00 [edit]
ホウチャクソウ(宝鐸草)
ホウチャクソウ(宝鐸草)
分類 : イヌサフラン(ユリ)科チゴユリ属 多年草
分布 : 日本全土
山地や丘陵地の林下に生え、スギ林の下で多く見られます。
特徴 : 草丈25~60cm。
葉は光沢のある長楕円形で、先が尖り、葉脈が目立つ長さ5~15cm、幅4cm前後。
茎の上部で枝分かれし、枝先の葉の付け根から長い柄を出し
1~3個の釣鐘状の花をぶら下げます。
花の長さは2.5~3cm。
6枚の花弁は互いに接していて、ほとんど開きません。
秋に1cmほどのほぼ球形の液果が藍黒色に熟れます。
名前の由来 : 宝鐸(ほうちゃく)とは
寺院や五重塔の軒先四隅に吊るす風鈴のことで
ぶら下がって咲く花の形がその風鈴に似ていることから。
メモ=葉の腋から花柄を伸ばし、よく似た花をぶら下げる
キジカクシ科のアマドコロやナルコユリがあります。
アマドコロには葉に斑が入るフイリアマドコロがあり、庭先などに植えられます。
この品種がナルコユリの名前で流通していることがあります。
※データなどは2013年5月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/02 Mon. 10:00 [edit]
フウリンオダマキ(風鈴苧環)八重
↓ 2葉は2番花
分類 : キンポウゲ科ヒメウズ属 多年草
学名 : Semiaquilegia hybrids
原産地 : 中国~チベット
標高1800m~3500mの草原などに生える。
特徴 : 自生種のフウリンオダマキとミヤマオダマキの園芸交配種。
草丈20~30cm。
葉は長い柄がある2回3出葉(=小葉3枚1組で一つの葉となる)で
小葉は掌状で深く裂け、長さ2cm前後。
長く伸びた花茎の先に径1.5cmほどの花が下向きに咲きます。
オダマキの仲間のような花の後部に距(きょ=花弁の一部の突起)はありません。
名前の由来 : 下向きに咲く花の表情から。
メモ=図鑑によってはオダマキ属に分類されています。
自生種は高地に生える植物のため、暑さにはやや弱いようです。
※八重咲き品種のデータが見つからず
2016年3月投稿のフウリンオダマキの記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/05/01 Sun. 10:00 [edit]
タイム・ロンギカウリス
タイム・ロンギカウリス(学名読み)
分類 :シソ科イブキジャコウソウ属 常緑多年草
学名 : Thymus longicaulis
原産地 : 地中海沿岸
特徴 : 草丈は10cmほどしか立ち上がりませんが
茎は地を這いながら生長し、30~40cmほどになります。
葉は艶のある濃緑色をした楕円形の長さ1.5cm、幅0.5cm。
5cmほどに伸ばした枝先に径約2cmの円錐花序(半円球)を出し
淡桃色の小さな花(径5mmほど)を多数咲かせます。
名前の由来 : タイムとは、ギリシャ語の「香りをくゆらせる」から。
ロンギカウリスとは、「長い茎」の意。
メモ=タイムといわれるハーブには
匍匐(ほふく)性のクリーピング・タイムと
立性タイプのコモン・タイムがあり
本種のタイム・ロンギカウリスは前者で
耐寒性、耐暑性があり、グランドカバーに利用されます。
Posted on 2022/04/30 Sat. 10:00 [edit]
シロバナマンテマ(白花まんてま)
分類 : ナデシコ科マンテマ属 1年草~越年草
学名 : Silene gallica var.gallica
原産地 : ヨーロッパ中部~南部
江戸時代末期に渡来し、荒地や道端などで見られる帰化植物。
特徴 : 根元から枝分かれして上部は立ち上がり、草丈20~50cm。
草全体に粗(あら)い毛が生えていて
茎の上部から花序にかけては腺毛があり、触ると粘ります。
下の葉はヘラ形で先は丸みを帯び、上方の葉の先端はやや尖り、長さ約3cm。
茎の先に花穂を出し、径1cm前後の白~淡桃色の5弁花を数個咲かせます。
名前の由来 : マンテマについては諸説あり、そのひとつに
ムギセンノウ属の学名 Agrostemma=アグロステンマが訛ったというもの。
メモ=名前は「白花」と付いていますが
淡桃色をしたものもあり、全てが白色ではないようです。
この仲間にホザキマンテマ(穂咲きマンテマ)があるそうで
図鑑によれば、ホザキマンテマは花が一定方向に向いて咲き
花弁は深く切れ込み、花柱(=メシベ)が強く外に出るとありました。
※データなどは2013年5月投稿記事に加筆修正しました。
Posted on 2022/04/29 Fri. 10:00 [edit]